地方発明表彰(文部科学大臣賞)を受賞しました


令和3年度 中国地方発明表彰式が10月25日(月)山口市で行われ、弊社 代表取締役 山本 明男が栄えある文部科学大臣賞を受賞しました。

地方発明表彰とは、大正10年から年に一回行われている表彰で、実施されていて地域産業を牽引する優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者が顕彰されるものです。
このような表彰を受けたことは、誉れであり今後の活動の大きな原動力となります。

本発明は、「作業車両走行路付きプール式炭化平炉(特許第5560383号)」で、炭化物生成窯に投入される原材料の炭化促進に伴い発生する水蒸気の膜により外気を遮断して大量の炭化物を生成することができ、窯の側壁はコンクリートブロックを縦横に積層し、側壁の露出面をブロックの組み換えによって変更可能とするとともに、窯底の鉄板と窯底面との間の排気空間に蓄熱保持部材を充填している点を特徴とします。
これにより、メンテナンス性に優れ寿命の長い生成窯となり、生成窯内の温度を高温に維持でき、一般の建設機械車両用の走行路を備えて、原材料の投入、炭化物の搬出など、作業効率の向上に寄与しています。
本発明は、自社による実施はもとより、国内外各社と特許実施許諾契約を結び、効率的な粉炭製造技術の普及を行って、森林保全やバイオマス未活用資源の有効活用を促進し、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献できればと期待しています。

炭化作業は下部イメージ画像を参照ください